米税制改革案の最終局面

今週はクリスマス前週になり、例年であれば市場が閑散とする時期なのですが、 米税制改革案の最終局面待ちの状況です。 相場が薄い状態で一方向に注文が傾くとレートが飛び一気に動き出す可能性があるので、 注意が必要です。 少し日にちが空いたので、主要通貨の状況をまとめておきます。 先週14日にアメリカ・ユーロ・ポンドの政策金利発表がありました。 アメリカの政策金利(FOMC)では政策金利を0.25%引き上げ1.5%に。 2018年の利上げ回数も3回でコンセンサス通りでセルザファクトとなり、 ドル円は112円まで下落。 その後税制改革案の進展から週末は買い戻しが入り112.50円付近でクローズ。 ユーロ圏ECB理事会では、前回の会合でテーパリングに入ったことから、政策面では変更がありませんでしたが、ドラギ総裁会見では会見直後ユーロは上昇したものの、ハト派発言と捉えられ、 ユーロは売り込まれ、ユーロドルの終値は1.1750付近。 ポンドも11/2に利上げをしていることから、さすがに今回は据え置き。 こちらは利上げ云々よりも、EU離脱交渉に注目があつまり、 難航予想でポンドが売り込まれている状態。 ビッグイベントが続きましたが、各通貨供レンジ圏内でブレイクできず。 今週に関してはやはり税制改革案に注目が集まります。 22日が最終期日になるので、それまでにトランプ大統領が署名すれば、 法人税35%→21%で開始時期は2018年からという事で決着がつきます。 恐らくヘッドラインが出れば直後ドル買いの動きになると思いますが、 こちらもセルザファクトになる可能性が否めません。 気になるのが米株。 ここ2年、12月のアメリカ利上げ後は株価が下落基調になるのですが、まだ下落の装いがないのが気になります。 税制改革可決承認待ちで下落してこないのか、このまま上昇を続けるのかどうか・・・。 兎にも角にもドル円チャートをみると、日足は雲の中にいますので、まだ乱高下しやすい状態にあります。 個人的にはドル売りで考えているので、再度上昇すれば売り方向で考えています。 先日ボソッと記載しましたが、オージー円4時間足がダイバージェンスしているので、 86円をどちらに抜けるか気にしています・・・。 クリスマス前という事もあり、結果が出るのが年末年始になりそうですが、こちらも注目していきたいところです。

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