底堅いドル円相場

昨日のドル円相場は、北朝鮮ミサイル発射のリスクでギャップダウンスタートし、 113.10円付近まで下落。 日経平均も思ったほど下げず、ドル円は底堅い展開。 5月上旬の上昇速度がかなり速かったので、下がれば買い遅れ組の注文がでて、 下げにくい展開なのですが、6月利上げ折り込みもかなり進んでいるので ドルを急激に上昇させる要因にはなりません。 昨日上昇した要因はユーロ円をはじめとするクロス円の円売りが原因。 先週、フランス大統領選後、ユーロ円はセルザファクトとなり下落しましたが、 大統領選での下落にしては123円どまりで、下落しきれず反発。 また、IMMのポジションもユーロ買い越しに転じていますし、 チャート形状は、週足の雲を抜けてきています。 まず上昇要因が多いことが考えられます。 ポンド円に関しても、4/17から上昇を続けており、148円付近(週足MA75)のレジスタンスで一旦調整していますが、まだ上値を伺う展開が続いています。 また、ここまで軟調だったオージーに関しても、中国の経済不振が原因と考えられていましたが、 一帯一路サミットで1240億ドルの投資を表明し、資源国通貨を反発させる期待感につながっています。 その影響から、オージー円も反発。 総じてクロス円上昇が要因で、ドル円も上昇につながっている様子。 現在ドル円のレンジは①113円付近~113.70円 ②113.70円~114.30円付近の二段のレンジですが、 大きく見ると112円~115円のレンジで考えています。 今週来週と大きく相場を動かす指標がないことからレンジ形成での動きが考えやすいですし、 クロス円反発の理由から、やはり底堅い展開が考えれるので、 112.50円~113円付近で買いを仕掛けたいところです。 短期で見るのであれば①②の上限下限からの逆張りも考えています。

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